立川 ぜん馬(読み)タテカワ ゼンバ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「立川 ぜん馬」の解説

立川 ぜん馬
タテカワ ゼンバ


職業
落語

本名
鳥井 兼吉

別名
前名=三遊亭 遊福,三遊亭 遊朝,三遊亭 ぜん馬

生年月日
明治19年 4月19日

出身地
東京

経歴
初め奇術の助手曲芸をしていたが落語に転じて、明治30年代末に初代三遊亭円遊の門人となり、遊福の名から遊朝に改める。長らく旅巡業した後、3代目三遊亭円馬門下でぜん馬と改名。大正10年東京に戻り、昭和の初め以降は立川と称した。早くから芸は本格派で有望視されていたが、人気が取れず、また、酒のためにしくじったとも云われ、第二次大戦中ごろからは稽古台のような存在になる。晩年は耳も遠くなり、高座予備ばかりとなった。

没年月日
昭和35年 4月8日 (1960年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android