立ち所(読み)タチド

デジタル大辞泉 「立ち所」の意味・読み・例文・類語

たち‐ど【立ち所/立ち処】

立っている所。たちどころ。
「五月山木の下やみにともす火は鹿の―のしるべなりけり」〈貫之集
物のあるべき所。置くべき所。
「書きたるさま筆の―も知らぬやうなるに」〈浜松・五〉

たち‐どころ【立ち所】

立っている所。たちど。
六波羅門前には馬車の―もなくせきあひたるに」〈古活字本平治・上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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