竈門村(読み)かまどむら

日本歴史地名大系 「竈門村」の解説

竈門村
かまどむら

[現在地名]菊水町竈門

西境を菊池川が流れ、東は下津原しもつはら村・志口永しくちなが村・久米野くめの村、北は江栗えぐり村、南は前原まえばる村と接する。正平一八年(一三六三)一月二〇日の玉名東郷久井原四至境注文案(広福寺文書)に記す久井原ひさいばる村の東境に「かまと」がみえる。亀戸村ともいった(一統志)。慶長九年(一六〇四)九月の検地帳によると田一三町六反六畝余・畠屋敷一二町三反六畝余・屋敷筆数一七、分米三二七石。同一三年には「竈村出目村」の検地帳があり、田二町四畝余・畠屋敷一〇町九反余・屋敷筆数六、分米一〇五石二斗余、家数一八・人数一四、牛馬七とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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