空港表面探知装置(読み)くうこうひょうめんたんちそうち

百科事典マイペディア 「空港表面探知装置」の意味・わかりやすい解説

空港表面探知装置【くうこうひょうめんたんちそうち】

airport surface detecting equipmentの訳。略してASDE。高い周波数を使って,空港の地表面における航空機車両を探知し,移動を監視する近距離レーダー装置。霧,雨などで視界の悪いときに,移動を管制し衝突などの事故を起こさぬよう,安全を保持する。管制塔上部設置

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世界大百科事典(旧版)内の空港表面探知装置の言及

【航空保安無線施設】より

…(3)の施設としては航空路監視レーダーならびにターミナル空域をみる空港監視レーダー,応答波の返ってくる二次監視レーダーなどがあり,また空港の地表面における航空機や車両の動きを監視するASDE(airport surface detecting equipmentの略。空港表面探知装置)もこれに含まれる。(4)は運航中の航空機と地上の交通管制部や管制塔,気象機関などの間の通信連絡を行うためのもので,ふつう近距離の場合はVHF(超短波)を,長距離の場合はHF(短波)のSSB(側波帯)を用いて行われ,UHF(極超短波)はおもに軍用通信に用いられている。…

※「空港表面探知装置」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」