穴を捲る(読み)ケツヲマクル

デジタル大辞泉 「穴を捲る」の意味・読み・例文・類語

けつまく・る

ならず者着物すそをまくって、その場に座り込むところから》追い詰められて、逆におどすような態度をとる。居直る。尻を捲る。
[類語]開き直る居直る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「穴を捲る」の意味・読み・例文・類語

けつ【穴】 を 捲(まく)

(ならず者などが着物の裾をまくってすわり込むところから) 窮地に立った人などが、逆に強い態度、威嚇的な態度に出る。いなおる。
江戸から東京へ(1923)〈矢田挿雲〉一〇「突然角蔵の五分月代が現れて尻(ケツ)をまくり纒った金を持って行った」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android