窮地(読み)きゅうち

精選版 日本国語大辞典 「窮地」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐ち【窮地】

〘名〙
① 追いつめられて困りはてた境遇万策尽きた苦しい状態。窮境
銃後(1913)〈桜井忠温〉一二「遠き故郷を離れ、窮地(キウチ)に在りて」
暗夜行路(1921‐37)〈志賀直哉〉四「其役人も好んで閔を窮地(キウチ)に陥れる気ではなかったが」 〔沈約文‐郊居賦〕
② 遠く離れた土地中心から遠くへだたった不便な地。僻地(へきち)

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デジタル大辞泉 「窮地」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐ち【窮地】

追い詰められて逃げ場のない苦しい状態や立ち場。「窮地に陥る」「窮地を脱する」
[類語]苦境逆境危地危険危難危機ピンチ物騒剣呑けんのん危ない窮境窮状難局羽目危殆きたい虎口ここう不用心不穏際どいやばいきな臭い呉越同舟一触即発風前のともしび薄氷をふむ風雲急を告げる危うい危なっかしい

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普及版 字通 「窮地」の読み・字形・画数・意味

【窮地】きゆうち

苦境。

字通「窮」の項目を見る

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