種前村(読み)たねまえむら

日本歴史地名大系 「種前村」の解説

種前村
たねまえむら

[現在地名]寿都郡寿都町字歌棄町うたすつちよう

明治初年(同二年八月―同六年の間)より同三九年(一九〇六)まで存続した村。有戸あると村の北にある。南のヘンサイトマリは明治四年の歌棄郡永住人別書上(祭魚洞文庫旧蔵)では弁才泊とみえ、家数一六・人別八八。同じく種前は家数二六・人別一二三。同六年の「後志国地誌提要」に種前村とみえ、戸数二六・人口一二八、寄留戸数四・人口一四で、稲荷社(慶応元年建立)が祀られる。明治一二年の「共武政表」に戸数三〇・人口一七二、馬一一、日本形船舶一二七、物産は鯡・鮹・鰊・鯑・鮑・昆布・木材とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android