秩父別村(読み)ちつぷべつむら

日本歴史地名大系 「秩父別村」の解説

秩父別村
ちつぷべつむら

[現在地名]雨竜うりゆう秩父別町字秩父別・字東山ひがしやま・字中山なかやま・字滝の上たきのかみ・字南山みなみやま・字オーホ・字一已いちやんなど

明治三四年(一九〇一)深川村から分村して成立し、昭和三四年(一九五九)まで存続した雨竜郡の村。「丁巳日誌」(再石狩日誌)に「チツフシヘ」がみえる。雨竜川に沿うように東から西へ秩父別ちつぷべつ川が蛇行して流れる。村域は「北西ハ雨竜川ヲ以テ北竜村ニ接ス、南ハ大沼ヨリ斜ニ東ニ向ヒ鶯橋ヨリ北方セイヲピラニ至ル」と記される(道庁告示第四三一号)。深川村(現妹背牛町域)との境界標(石碑)は現在水田の中にある。一已村(現深川市)との境界は蜂須賀はちすか農場第二支場を東西に二分するうぐいす橋から北へセヨピラに至る直線で、宇中山は秩父別・一已両村に分属した(秩父別町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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