秋萩の(読み)あきはぎの

精選版 日本国語大辞典 「秋萩の」の意味・読み・例文・類語

あきはぎ‐の【秋萩の】

① 萩の花の茎、枝がしなやかに美しいところから、「しなふ」にかかる。
万葉(8C後)一〇・二二八四「ゆくりなく今も見がほし秋芽子之(あきはぎの)しなひにあるらむ妹が姿を」
② 萩の花の、色が変わりやすく散りやすいところから、「うつる」にかかる。
古今(905‐914)恋五・七八一「吹きまよふ野風をさむみ秋はぎのうつりもゆくか人の心の〈常康親王〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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