精選版 日本国語大辞典 「秋の霜」の意味・読み・例文・類語
あき【秋】 の 霜(しも)
① 秋の末に降りる霜。《季・秋》
※新古今(1205)雑上・一五六四「浅ぢふや袖にふりにし秋の霜忘れぬ夢に吹く嵐かな〈源通光〉」
② (多く実際の霜をかけていう) 白髪。霜鬢(そうびん)。
※続拾遺(1278)雑秋・六一七「かぞふれは四十あまりの秋の霜身のふりゆかむはてをしらばや〈源家長〉」
※和漢朗詠(1018頃)下「雄剣腰に在り、抜けばすなはち秋の霜三尺〈源順〉」
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