神子清水村(読み)みこしみずむら

日本歴史地名大系 「神子清水村」の解説

神子清水村
みこしみずむら

[現在地名]鳥越村神子清水

大日だいにち川右岸に位置し、西の対岸相滝あいだけ村。御子清水とも記す。貞和三年(一三四七)五月二日の藤原重宗売券(祇陀寺文書)によれば、河内こうち庄地頭藤原(結城)重宗が祇陀ぎだ(現吉野谷村)開山の大智に売却した椙森野すぎもりの(杉森)半分の地の四至に、「南限御子清水尻江小橋」とある。永享一〇年(一四三八)正月一一日の藤原満宗寄進状(同文書)によって祇陀寺に寄進された畠地のうち、「大ひら」は当地内の字大平に比定される。また「小野山」の畠地も当地内に比定され、四至は「南は大ひらをさかう、西はミこの清水の薬師堂のうしろまでさかう、北は御子の清水道善地さかう、東は吉谷のたうげをさかう」と記されることから、「大ひら」の北東に所在したと推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android