神倉村(読み)かんのくらむら

日本歴史地名大系 「神倉村」の解説

神倉村
かんのくらむら

[現在地名]三朝町神倉

東小鹿ひがしおしか村の東、小鹿川上流渓谷に位置する。上流に出村丹戸たんどがある。拝領高五三石余。享保一九年(一七三四)の鈴木孫三郎所持本「伯耆誌」によれば高七二石、竈数二〇。宝暦三年(一七五三)頃の河村郡村々明細帳(近藤家文書)では朱高五八石余、高七七石余、うち畑高七石余。免四ツ七分で、橋津はしづ御蔵(現羽合町)納。悪田加損米一〇石。川役銀六匁・藪役銀一匁五分、木地屋一ヵ所の軸(轤)運上銀二一匁五分が課された。棟数二軒・役高四〇人。男六四・女四九。産土神は山王宮(現神倉神社)。文化七年(一八一〇)の高八七石余(「五分米改帳」米子市立図書館蔵)、文政元年(一八一八)の高九二石余、うち本免分(免四ツ七分)七五石余、開方分(免三ツ)七石余、同じく開方分(免二ツ)九石余(「免割名寄帳」同館蔵)。天保五年(一八三四)の高七六石余(「高懸り取調帳」同館蔵)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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