精選版 日本国語大辞典 「神仏」の意味・読み・例文・類語
しん‐ぶつ【神仏】
〘名〙
① 神と仏。
※栄花(1028‐92頃)浦々の別「親の限りにおはせん見奉りたりとて、公家(おほやけ)もいとど罪せさせ給ひ、神仏もにくませ給はば」
※浮世草子・日本永代蔵(1688)一「殊更世の仁義を本として、神仏(シンブツ)をまつるべし」
※歌舞伎・勧進帳(1840)「内には慈悲の徳を納め、表は降魔の相を顕し、悪鬼外道を威服せり。これ神仏の両部にして、百八の珠数に仏道の利益を顕す」
かみ‐ほとけ【神仏】
〘名〙 神や仏。しんぶつ。
※土左(935頃)承平五年一月二三日「このわたり、海賊のおそりありといへば、かみほとけを祈る」
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