磨下・摺下(読み)すりおろす

精選版 日本国語大辞典 「磨下・摺下」の意味・読み・例文・類語

すり‐おろ・す【磨下・摺下】

〘他サ五(四)〙
① すって細かくする。すり減らしたりすり砕いたりする。
※菓子話船橋(1841)「なま生姜の皮をむきて、山葵おろしにてすりおろし」
② だます。
随筆癇癖談(1791か)上「いかにすりおろされじとするとも、おやまばかりかしこき者はあらずなん」
金銭を出させる。江戸時代安永一七七二‐八一)から天保一八三〇‐四四)にわたって遊里で流行した語。
洒落本・当世嘘之川(1804)三「櫛買(かふた)と云ては金を出させ、家買た迚は金を足させ、様々摺(スリ)おろさるるつらさ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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