知知武(読み)チチブ

デジタル大辞泉 「知知武」の意味・読み・例文・類語

ちちぶ【知知武】

ハゼ科の魚。全長約15センチ、尾に向かって側扁が強く、雄は第1背びれが長く伸び、体色暗褐色河口汽水域に多いが淡水域にもみられる。つくだ煮にする。だぼはぜ。ごり。 夏》

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「知知武」の意味・読み・例文・類語

ちちぶ【知知武】

〘名〙 スズキ目ハゼ科の魚。体長約一三センチメートル。頭はほぼ円筒形で、尾部は側扁する。雄では第一背びれの棘(きょく)が長く伸び、左右腹びれは相合して吸盤を形成する。体色は暗褐色のものから、淡黄褐色に四本の縦線があるものなど変異が大きい。胸びれの基部に淡黄色の横帯があるがその中に橙色線はない。佃煮の材料。青森から九州までと、朝鮮半島沿海州の、汽水域から淡水域にかけて生息。だぼはぜ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android