生息（読み）セイソク

デジタル大辞泉

せい‐そく【生息／^×棲息／^×栖息】

［名］(スル)
１ ある場所にすむこと。多く動物についていう。「アフリカの草原に―する動物」「魚類の―区域」
２ （生息）生活すること。生存。「都会に―する」「―場所」
[類語]（1）群棲・帰化・移入・巣くう・巣立ち・回遊／（2）生存・存命・存生・在世・生きる・生かす・在る・存そんする・永らえる

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

せい‐そく【生息】

〘名〙

① 人間や動物が生きながらえること。生活すること。生存。

※米欧回覧実記（1877）〈久米邦武〉一「其水甚鹹に、鱗族も生息するを得ず」

※三四郎（1908）〈夏目漱石〉六「その中に生息(セイソク)してゐる動物は」 〔李覯‐惜雞詩〕

② 動物などが繁殖すること。

※菅家文草（900頃）一二・奉勅放却鹿鳥願文「有_二牝牡鹿_一、生息相続。今已成_レ群」

③ ＝せいそく（棲息）

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【生息】せいそく

生きる。宋・李〔を惜しむ詩〕行き行きて飮を求め　以て生息を助けんと欲す　卵出でて子(ま)た多し　子をふに、何ぞ勞役する

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出典　平凡社「普及版 字通」