デジタル大辞泉
「睫を読まれる」の意味・読み・例文・類語
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まつげ【睫】 を 読(よ)まれる
① (俗に、狐に睫を数えられると狐の
魔力にかかって化かされるというところから) 化かされる。だまされる。
※
狂歌・後撰夷曲集(1672)二「めもあはずねぬ夜口おし時鳥をのが
初音をまつけよまれて」
② (睫は自分のものでありながら、自分では数えられないところから) 自分では気づかないで、他人にいいようにされる。人にみくびられる。ばかにされる。
※
浮世草子・風流曲三味線(1706)一「親仁めに眉毛
(マツゲ)よまれて、
衆道門の窮屈な方へ落入たまふな」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報