睨付(読み)にらめつける

精選版 日本国語大辞典 「睨付」の意味・読み・例文・類語

にらめ‐つ・ける【睨付】

〘他カ下一〙 にらめつ・く 〘他カ下二〙 =にらみつける(睨付)
滑稽本浮世風呂(1809‐13)二「牙をむき出してにらめ付(ツケ)らア」

ねめ‐つ・ける【睨付】

〘他カ下一〙 ねめつ・く 〘他カ下二〙 怒りや興奮気持をこめて強く見つめる。にらみつける。
甲陽軍鑑(17C初)品一三「科(とが)もなき家老をねめつけ」

にらみ‐つ・ける【睨付】

〘他カ下一〙 にらみつ・く 〘他カ下二〙 はげしくにらむ。にらめつける。
※俳諧・若狐(1652)第一「にらみつけてもそふ後の親 柄鮫の入つぶをよく取そろへ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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