着替(読み)きかえる

精選版 日本国語大辞典 「着替」の意味・読み・例文・類語

き‐か・える ‥かへる【着替】

〘他ア下一(ハ下一)〙 きか・ふ 〘他ハ下二〙 (現代は「きがえる」とも。室町時代頃からヤ行にも活用した) 着ていた衣服をぬいで、別の衣服にかえる。
蜻蛉(974頃)中「明日はこれが衣きかへさせて、いでん」
※虎明本狂言・二人袴(室町末‐近世初)「『さあ是をきて汝はゆけ』又きかゆる、むこいづる」
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三「何心なく寝衣(ねまき)に着代へて」

きせ‐かえ ‥かへ【着替】

〘名〙
① 着せかえること。
※助左衛門四代記(1963)〈有吉佐和子〉五「泣きながら、着せかえを手伝った」
マヤと一緒に(1962)〈島尾敏雄〉「人形をとり出し、〈略〉着せかえの着物をつけたりぬがしたり」

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