着崩(読み)きくずれる

精選版 日本国語大辞典 「着崩」の意味・読み・例文・類語

き‐くず・れる ‥くづれる【着崩】

〘自ラ下一〙 きくづ・る 〘自ラ下二〙 最初きちんと着ていた衣服の着つけが、着ている間にくずれる。
暗夜行路(1921‐37)〈志賀直哉〉一「騒ぎに着崩(キクヅ)れた彼女着物は、裾拡がりの不様(ぶざま)恰好になって居た」

き‐くずれ ‥くづれ【着崩】

〘名〙 はじめきちんと着ていた着物の着つけが、着ているうちにくずれてくること。
女方(1957)〈三島由紀夫〉五「着崩れのしない正しい衿元の利休鼠を見せてゐる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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