着剥(読み)きせはぎ

精選版 日本国語大辞典 「着剥」の意味・読み・例文・類語

きせ‐はぎ【着剥】

〘名〙
江戸時代歌舞伎で、興行主が、興行中役者に貸し、また、雇主下僕の奉公期間中は貸与し、その時がすむと返させる衣料
※雑俳・川柳評万句合‐安永五(1776)仁三「着せはぎだからすまないと御ぞういい」
② 着せたり脱がせたりすること。転じて、手淫隠語。〔随筆閑田次筆(1806)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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