真野町(読み)まのまち

日本歴史地名大系 「真野町」の解説

真野町
まのまち

面積:六七・三〇平方キロ

佐渡島の西部に位置し、国仲くになか平野と小佐渡山地の一部を占める。北西部は真野湾、南部は羽茂はもち町・赤泊あかどまり村、東部は畑野はたの町、北部は金井かない町・佐和田さわた町に囲まれ、佐和田町との境は、国仲平野を西流して真野湾に注ぐ国府こうの川、羽茂町赤泊村との境は、小佐渡山地の経塚きようづか(六三六メートル)を中心とし南西方向へのびる川茂かわも峠・なし峠などの尾根である。交通は、南は小木おぎ町方面・赤泊方面へ、北は佐和田町・相川あいかわ町方面へ、東は両津市方面への分岐点として重要な役割を果す地点である。金丸かなまるなどの沖積平野の集落、四日町よつかまち長石ながいし新町しんまちなどの砂丘上の集落、豊田とよた渋手しぶてから椿尾つばきおまでの海岸段丘上の海辺の集落、静平しずだいら下黒山しもくろやま金山笹川きんざんささがわ笹川十八枚ささがわじゆうはちまいなどの小佐渡山地中の集落、吉岡よしおか竹田たけだおよびその周辺の洪積台地の集落と、変化に富んだ地形をなす。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報