真里谷村(読み)まりやつむら

日本歴史地名大系 「真里谷村」の解説

真里谷村
まりやつむら

[現在地名]木更津市真里谷

茅野七曲かやのななまがり村の北部から東へ広がる地域に位置し、中央部を小櫃おびつ川の支流武田たけだ川が流れる。東は市原郡山口やまぐち(現市原市)地名のとおり多くの谷がある険しい地形である。真里谷城をはじめ中世に多くの城が築かれており、防御の点ではこの自然地形が適当であったのだろう。正保国絵図に村名がみえ、高九六一石。元禄郷帳では高一千三七石余。寛政五年(一七九三)上総国村高帳によると高九六〇石余で家数三九八、与力二人の給知。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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