真菰刈(読み)まこもかる

精選版 日本国語大辞典 「真菰刈」の意味・読み・例文・類語

まこも‐かる【真菰刈】

「まこも」は水際に自生するところから、水辺地名の「淀(よど)」にかかる。
古今(905‐914)恋二・五八七「まこもかる淀の沢水雨ふれば常よりことにまさるわが恋〈紀貫之〉」

まこも‐かり【真菰刈】

〘名〙 真菰を刈ること。また、その人。《季・夏》 〔俳諧・はなひ草(寛永二〇年本)(1643)〕
※俳諧・蕪村句集(1784)夏「水深く利鎌鳴らす真菰刈」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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