真町(読み)しんちよう

日本歴史地名大系 「真町」の解説

真町
しんちよう

下京区四条通小橋西入

東西に通る四条通(旧四条大路)を挟む両側町。町の西側を南北河原町かわらまち通が通り、東側は高瀬たかせ川に面する。

平安京の京域外で、町の南側が崇親すうしん院領となっていた。崇親院は平安末期に荒廃してしまうが、祇園ぎおん(現東山区)への通路として早くから開けていたと考えられる。

寛文一二年(一六七二)洛中洛外大図では「旅通新町」とみえる。

真町
しんちよう

上京区西三本木通荒神口下ル

西三本木にしさんぼんぎ通東側の片側町

寛文五年(一六六五)刊「京雀」に「たはらや町を東へ半町ゆきて新土手町通ありそのかしら町は」「新町」とあり、元禄四年(一六九一)京大絵図は「しん丁」、宝暦一二年(一七六二)刊「京町鑑」にも「新町」と記される。文政三年(一八二〇)の上京軒役付帳には「三本木真町」とあるが、天保二年(一八三一)改正京町絵図細見大成は「新町」である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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