真玉橋村(読み)まだんばしむら

日本歴史地名大系 「真玉橋村」の解説

真玉橋村
まだんばしむら

[現在地名]豊見城真玉橋まだんばし

豊見城とうみぐすく間切の北部に位置し、南は嘉数かかじ村・根差部みさしつぷ村、西は饒波ぬふあ川を挟んで豊見城とうみぐすく村、北は国場こくば川を挟んで真和志まーじ間切古波蔵くふあんぐわ村・国場くくば(現那覇市)。絵図郷村帳に豊見城間切真玉橋村とみえるが、琉球国高究帳には記載がない。「琉球国由来記」では絵図郷村帳に同じ。間切集成図によると、首里から真玉まだん橋を渡り当村で根差部村に南下する道筋と、長堂ながどー村や金良からら村の北を長堂ながどー川に沿って東へ進む道筋に分れる。真玉橋は石橋として描かれる。当村を領する地頭職には向氏真玉橋親方朝正、康熙一八年(一六七九)阮氏四世阮廷嘉真玉橋親雲上(阮姓宮城家家譜)、雍正六年(一七二八)向氏真玉橋親方朝近、乾隆二二年(一七五七)向氏真玉橋親方朝経、同四四年向氏真玉橋親雲上朝麗がいる(「中山世譜」附巻)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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