相馬 黒光(読み)ソウマ コッコウ

20世紀日本人名事典 「相馬 黒光」の解説

相馬 黒光
ソウマ コッコウ

明治〜昭和期の随筆家,実業家 中村屋創業者。



生年
明治9年9月12日(1876年)

没年
昭和30(1955)年3月2日

出生地
宮城県仙台市

本名
相馬 良(ソウマ リョウ)

旧姓(旧名)

学歴〔年〕
明治女学校〔明治30年〕卒

経歴
女学校卒業後、信州で養蚕指導者となろうとしていた相馬愛蔵と結婚。明治34年夫とともに上京し、東京・本郷でパン屋・中村屋を開業、40年新宿に移転。大正時代の中村屋はヨーロッパなみのサロンで、高村光太郎木下尚江エロシェンコ中村彝中原悌二郎など芸術家と交遊し、“中村屋文化サロン”と呼ばれた。随筆家としても活躍し、なかでも「黙移」は島崎藤村、星野天知、北村透谷らの文学界同人や国木田独歩の青年時代の姿を伝え、文壇史、文学史上の貴重な資料となっている。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「相馬 黒光」の解説

相馬 黒光 (そうま こっこう)

生年月日:1876年9月12日
明治時代-昭和時代の随筆家;実業家
1955年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android