相語(読み)あいかたらう

精選版 日本国語大辞典 「相語」の意味・読み・例文・類語

あい‐かたら・う あひかたらふ【相語】

〘他ハ四〙 (「あい」は接頭語)
① 互いに語る。語り合う。面談する。
古今(905‐914)雑体・一〇〇一「あしひきの 山した水の こがくれて たぎつこころを たれにかも あひかたらはん〈よみ人しらず〉」
② 親しく交わる。恋愛関係になる。
伊勢物語(10C前)一六「思ひわびて、ねむごろにあひかたらひける友だちのもとに」
味方につける。仲間に引き入れる。
太平記(14C後)一一平泉寺衆徒、折を得て、〈略〉自国他国軍勢を相語(あヒカタラ)ひ、七千余騎を率して」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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