相番(読み)あいつがう

精選版 日本国語大辞典 「相番」の意味・読み・例文・類語

あい‐つが・う あひつがふ【相番】

〘自ハ四〙 (「あい」は接頭語)
二つのものが組み合って、対になる。
太平記(14C後)四〇「帯刀(たてわき)十人左右に相番(ツガフ)て列を曳く」
裁判において、相互主張を応酬する。
※肥前河上宮古文書写‐元徳四年(1332)正月日・肥前河上社雑掌家邦陳状写「於正応御下知者、或可糺返之由、云番訴陳之篇、或先年被御沙汰、云彼御下知之濫觴、令言上処、円雅失為方申状也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android