相対・双対(読み)そうたい

精選版 日本国語大辞典 「相対・双対」の意味・読み・例文・類語

そう‐たい サウ‥【相対・双対】

〘名〙
① 向かいあうこと。あい対すること。また、対立すること。
名語記(1275)五「損益相対の詞也」
※六物図抄(1508)「故に此(ここ)は大小相(対に濁点あり)也」 〔儀礼‐士昏礼〕
② (形動) 他に対して在ること。他との関係において在ること。他のものがなければ、存在もしないし、考えられもしないこと。条件によって変化すること。また、そのさま。絶対に対していう語。〔哲学字彙(1881)〕
※ヱマルソン(1894)〈北村透谷〉六「凡ての双対を離れたるもの、即ち『全』なるもの」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android