世界大百科事典 第2版 「双対」の意味・わかりやすい解説
そうつい【双対 dual】
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
…2は1に1を加えたものには違いないが,一方で2は対として1組という性格ももっている。さまざまな言語,とくに古代語の名詞において,単数,複数のほかに双数または両数dualという形をもつものがあり,多くはしだいに複数形に吸収されてしまうが,これらは単に1足す1としての2ではなく,〈対〉としての2が起源ではなかったかと考えられる。対となるものは私たちのまわりにはいくらでもある。…
… ⊵が一つの順序であるとき,関係を,a
b⇔b⊵aと定めると,
も順序になる。これをもとの順序の双対(順序)という。この意味で,大きいという概念と小さいという概念は双対的である。…
…一つの束Lにおいて,新しい演算∪,∩を, a∪b=(もとの演算でのa∩b) a∩b=(もとの演算でのa∪b)と定めると,やはり束になる。このように∪と∩とをとりかえた束を,もとの束の双対という。すべての束について成り立つ等式があれば,その式の∪と∩とをとりかえた等式も正しい。…
※「双対」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報
ボース統計に従う粒子。ボース粒子ともいう。スピンが整数の素粒子や複合粒子はボソンであり,光子,すべての中間子,および偶数個の核子からなる原子核などがその例である。またフォノンやプラズモンのような準粒子...