相合・相逢(読み)あいあう

精選版 日本国語大辞典 「相合・相逢」の意味・読み・例文・類語

あい‐あ・う あひあふ【相合・相逢】

〘自ワ五(ハ四)〙 (「あい」は接頭語)
① (人と人とが)互いに会う。対面する。
権記‐寛弘五年(1008)九月一〇日「相逢明肇僧都、示音義事
徒然草(1331頃)一六四「世の人あひあふ時、暫くも黙止する事なし」
② (「あう」の改まった言い方) 互いに釣り合う。似合う。また、いっしょになる。一致協力する。
源氏(1001‐14頃)東屋「守(かみ)の、かく面だたしきことに思ひて、受け取り騒ぐめれば、あひあひ似たる世の人の有様を」
③ 合議する。また、合意する。
※万代亀四郎氏所蔵手鑑‐建長元年(1249)一〇月三〇日・将軍藤原頼嗣袖判下文「以河内国観心寺地頭、相逢秋田城介義景、所博此所々也」

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