目黒雅叙園(読み)めぐろがじょえん

知恵蔵mini 「目黒雅叙園」の解説

目黒雅叙園

東京都目黒区にある総合結婚式場、ホテル。運営法人は株式会社ワタベウェディング子会社の株式会社目黒雅叙園。2015年現在、土地建物は米国の不動産投資顧問会社ラサール・インベストメントマネージメントなどが設立した特別目的会社が所有している。1931年に料亭として開業し、38年、園内に神殿や写真館、美容室などを併設する結婚式場の一貫システムを日本で初めて導入。88年より建物の全面的な改築が行われ、91年にリニューアルオープンした。創業当初より「昭和竜宮城」とも称された豪華な装飾美で知られ、園内に現存する唯一木造建築通称「百段階段」(1935年建造)は2009年に東京都指定の有形文化財に登録されている。

(2015-2-12)

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デジタル大辞泉プラス 「目黒雅叙園」の解説

目黒雅叙園

東京都目黒区目黒にある複合結婚式場。1931年、1928年開業の和風料亭「芝浦雅叙園」を改装し、本格日本料理と北京料理の料亭として現名称でオープン。以後1943年頃まで増改築を続け、巨大な木造和風建築となる。園内にある木造建築「百段階段」とその周辺の座敷棟宴会場4つは、2009年、東京都の登録有形文化財に登録。2017年、「ホテル雅叙園東京」に名称変更。

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