目張こ(読み)めっぱりこ

精選版 日本国語大辞典 「目張こ」の意味・読み・例文・類語

めっぱり‐こ【目張こ】

〘名〙 (形動) (「こ」は接尾語) 目を大きくあけて相手を見張ること。また転じて、衆人環視もとで事を行なうこと。公正に事を運ぶこと。また、そのさま。めっぱりっこ。めっぱりこう。
俳諧・伊達衣(1699)下「百敷や雛の妹背目張(メッハリコ)〈聊和〉 猪首に入て下雞の勝〈艷士〉」
怪談牡丹燈籠(1884)〈三遊亭円朝一一「今に殿様お帰りの上で目張(メッパ)りこで皆なの物を撿(あらた)めなければ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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