百里を行く者は九十を半とす(読み)ひゃくりをいくものはきゅうじゅうをなかばとす

精選版 日本国語大辞典 の解説

ひゃくり【百里】 を 行(い)く者(もの)は九十(きゅうじゅう)を半(なかば)とす

(「戦国策‐秦策・武王」の「詩云、行百里者半於九十、此言末路之難」から) 百里の道を行く者は、九十里を半分と心得なければならない。何事も終わりの少しの所が最も困難であるから、九分どおりの所を半分と心得て、最後まで緊張して努力することが肝要である。
※言志晩録(1850)「凡晩年所為。皆収結事也。古語。行百里者半九十信然

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