白香(読み)シラカ

デジタル大辞泉 「白香」の意味・読み・例文・類語

しら‐か【白香】

麻やコウゾの類を細かに裂いて白髪のようにして束ねたもの。神事に用いた。
奥山さかきの枝に―付け木綿ゆふとり付けて」〈・三七九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「白香」の意味・読み・例文・類語

しら‐か【白香】

〘名〙 神事に用いた、麻や楮(こうぞ)などを細かくさいて白髪のようにし、たばねたものをいうか。一説に、白紙(しらかみ)四手(しで)とも。
万葉(8C後)三・三七九「奥山の 賢木の枝に 白香(しらか)つけ 木綿とり付けて」

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