白薩摩(読み)シロサツマ

デジタル大辞泉 「白薩摩」の意味・読み・例文・類語

しろ‐さつま【白×薩摩】

白っぽい土を使い、無色うわぐすりで仕上げた薩摩焼表面貫乳かんにゅうが表れる。古くは藩主など上流階級が使用した。白もん。→黒薩摩

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デジタル大辞泉プラス 「白薩摩」の解説

白薩摩

鹿児島県の伝統的焼物「薩摩焼」の一種象牙色陶器で、表面に細かなひび割れ(貫入)を生じさせるのが特徴。古くは島津藩御用窯のみで焼かれた高級品で、19世紀のパリ万博にも出品された。「白もん」ともいう。

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