白磁・白瓷(読み)はくじ

精選版 日本国語大辞典 「白磁・白瓷」の意味・読み・例文・類語

はく‐じ【白磁・白瓷】

〘名〙
① 白色素地に長石質釉をかけた硬質磁器中国六朝時代に起こり、唐代以降、邢州窯景徳鎮などで焼かれた。日本では江戸初期、肥前有田で製作されたのが最初
※撮壌集(1454)「白磁」 〔天工開物‐陶埏〕
② ①のように、白くなめらかな肌の形容
※傷ついた葦(1970)〈曾野綾子〉三「九州女にしては珍しく白磁の肌を持っていた」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android