白目・白眼(読み)しろめ

精選版 日本国語大辞典 「白目・白眼」の意味・読み・例文・類語

しろ‐め【白目・白眼】

〘名〙
眼球の白い部分。眼球で瞳孔虹彩を除いた部分。白目玉。
※古活字本毛詩抄(17C前)三「盻は黒眼白眼とがきっぱと有を云ぞ」
② ①が多い状態をいう。
(イ) 怒ったときや、冷淡な態度を示すときの目つきをいう。
洒落本・水月ものはなし(1758)上「どふもせふことのなさに、何(なん)ぞ物でも有様(ありそう)にだまって、ちと白目(シロメ)に成て居る所へ」
(ロ) 気絶したときの目つきをいう。

しら‐め【白目・白眼】

※竹取(9C末‐10C初)「御目はしらめにて臥し給へり」

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