白目(読み)シラメ

デジタル大辞泉 「白目」の意味・読み・例文・類語

しら‐め【白目/白眼】

しろめ(白目)」に同じ。
御目は―にてし給へり」〈竹取

しろ‐め【白目/白眼】

眼球の白い部分。「―をむいて悶絶する」
冷たい、悪意のこもった目つき。白い目。「―で見る」
[類語]三白眼

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「白目」の意味・読み・例文・類語

しろい【白】 目(め)

悪意を含んだ眼つき。冷淡な眼。白眼
坑夫(1908)〈夏目漱石〉「さっき白(シロ)い眼(メ)でぢろぢろ遣られた時なぞは」

しら‐め【白目】

〘名〙 近世、薬業者が、薬種などをはかるのに用いた量目。一斤はふつう一六〇匁であるが、これを二三〇匁としたもの。しろめ。〔地方新書(1847)(古事類苑・称量三)〕

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世界大百科事典(旧版)内の白目の言及

【赤銅】より

…〈烏金〉と書いて〈しゃくどう〉また〈うきん〉と読み,また紫金(しきん)ともいう。銅に6~7%の純金とわずかな白目(しろめ)(アンチモンを主としヒ素を含んだ金属)を加えた合金。金の多少によって上中下があり,上は銅10匁に6~7分,中は3~4分,下は1分で,下は〈めざしかね〉という。…

【銅合金】より

…(5)煮黒味銅(にくろめどう) 山金(やまがね)ともいい,もともと銅に不純物が混じったもので,やや黒ずんだ色をしている。しかし近世では銅に白目(しろめ)(スズ4,鉛1の合金)を加え意識的に合金とする。青銅器【香取 忠彦】。…

※「白目」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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