白檀科（読み）びゃくだんか

精選版 日本国語大辞典

びゃくだん‐か ‥クヮ【白檀科】

〘名〙 双子葉植物の科名。約三〇属四〇〇余種が知られ、熱帯から温帯にかけて分布する。半寄生の低木または草本で、時に高木になる。葉は対生または互生し、花は全体として総状。穂状または頭状花序になるが、普通葉腋に単生し、両性かまたは単性で放射相称。花盤がある。花被は三～八裂または全裂し、同数の雄しべがあって花被に合生する。子房は下位または上位で一室。一～三個の胚珠がある。果実は堅果か石果で、ただ一個の種子がある。日本にはカナビキソウとツクバネが自生。かなびきそう科。つくばねのき科。

出典　精選版 日本国語大辞典