白川戸村(読み)しらかわどむら

日本歴史地名大系 「白川戸村」の解説

白川戸村
しらかわどむら

[現在地名]行田市白川戸

北は中世前期の荒川旧河道とみられるほし川を隔てて斎条さいじよう村、東は荒木あらき小見おみ両村。西方谷之郷やのごう和田わだ両村に囲まれて、当村の四四パーセントに及ぶ三六町歩の飛地があった(村誌書上取調帳)。村内に古墳時代後期の集落跡が存在する。成田氏の家人に白川戸隼人という者がいたという(風土記稿)。寛永一二年(一六三五)の忍領御普請役高辻帳(中村家文書)に村名がみえ、旗本領で役高五五〇石余。田園簿によると田高二六〇石余・畑高二九〇石余、旗本二家の相給。元禄一二年(一六九九)忍藩領となり(同年「阿部氏領知目録」阿部家文書)幕末まで同藩領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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