発光器(読み)ハッコウキ

デジタル大辞泉 「発光器」の意味・読み・例文・類語

はっこう‐き〔ハツクワウ‐〕【発光器】

生物発光を行う器官では発光細胞層・反射層からなり、腹部にある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「発光器」の意味・読み・例文・類語

はっこう‐き ハックヮウ‥【発光器】

〘名〙 発光動物の体表部、および体内にある、生物発光のために分化した特別な器官。簡単なものでは表皮中に散在する腺細胞から分泌物が体表面に出て発光するウミエラツバサゴカイカモメガイのたぐい。透明なクチクラ、発光細胞の層、その後方の反射層などからなり、発光細胞の中に入っている毛細血管内に空気が送られると発光するホタルなど。また、光器官内に発光細菌を共生させたものや、他の発光生物を食べ、その発光物質を利用するものなどもある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android