異系交配(読み)イケイコウハイ

デジタル大辞泉 「異系交配」の意味・読み・例文・類語

いけい‐こうはい〔‐カウハイ〕【異系交配】

分類上同種であるが類縁関係が比較的遠い品種・変種・種などを交配すること。品種改良など、実用上の価値は高い。アウトブリード

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精選版 日本国語大辞典 「異系交配」の意味・読み・例文・類語

いけい‐こうはい ‥カウハイ【異系交配】

〘名〙 生物の交配のうちで、異なる属、種または系統間の交配の総称。主に品種改良などに利用される。⇔同系交配

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「異系交配」の意味・わかりやすい解説

異系交配
いけいこうはい

近親交配反対で、縁の遠いものの間の交配のこと。その遠縁程度基準は、任意交配よりも遠い関係にあるものとされる。一般にこれによって得られる雑種強勢を利用するために行われる。しかし、あまり遠縁のものの間の交配は、雑種不妊性不稔(ふねん)性(植物では種子をつくる能力が妨げられること)を引き起こして、かえって不利になることがある。

[井山審也]

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世界大百科事典(旧版)内の異系交配の言及

【交配】より

…生物の雌雄の生殖器官の合着(かけ合わせ)によって,次の世代ができること。交雑ともいうが,交雑は後述の異系交配と同じ意味で用いることが多い。多くの動物では,交配によって子孫を作ることが古くから知られていた。…

※「異系交配」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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