畚下(読み)ふごおろし

精選版 日本国語大辞典 「畚下」の意味・読み・例文・類語

ふご‐おろし【畚下】

〘名〙 京都鞍馬山で正月初寅詣の日に、土地の人が名産燧石(すいせき)を売るのに、崖の上から畚をつりおろし、客がこれに代金を入れると、つりあげて相当の燧石を入れ、ふたたび畚をおろすこと。《季・新年》 〔京童(1658)〕
※雑俳・折句袋(1779)「迷ひ子を乗せてふらふら畚卸」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android