ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「畔上賢造」の意味・わかりやすい解説
畔上賢造
あぜがみけんぞう
[没]1938.6.25.
独立伝道者。早稲田大学哲学科在学中,内村鑑三に師事して圧倒的影響を受けた。 1907年卒業後千葉中学で教えたが,独立伝道に転じ,千葉,東金で活動,19年東京に戻り,内村の助手となる。 27年,内村より独立し上蒋会 (のちの中央聖書研究会) を主宰。 30年に『日本聖書雑誌』を創刊したが,脳出血で倒れる。ブラウニングをはじめとする英詩論によって彼の聖書研究は豊かなものになった。訳書に『自助論』 (S.スマイルズ著,1906) ,著書に『畔上賢造著作集』 (12巻,40~41) がある。
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