デジタル大辞泉
「男冥利」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
おとこ‐みょうり をとこミャウリ【男冥利】
〘名〙
① 男として神仏から受ける
冥々の御利益
(ごりやく)。男に生まれたしあわせ。おとこみょうが。⇔
女冥利。
② よい男を夫とするよう、神仏から恵まれたしあわせ。
※歌舞伎・時桔梗出世請状(1808)
大詰「これ程生れまさったわしを否がると、お前、男冥利
(ヲトコミャウリ)に尽きて罰があたるよ」
③ 「男冥利にかけて」の意味で、神仏にかけて誓う時に言う語。
※
浮世草子・
御前義経記(1700)八「『男みゃうり、のきました』『しからば御目にかかりませう』」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報