御利益(読み)ゴリヤク

デジタル大辞泉 「御利益」の意味・読み・例文・類語

ご‐りやく【御利益】

神仏人間に与えるお恵み、幸運。ご利生りしょう霊験。「観音さまのご利益
人や物によって受ける恵み。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「御利益」の意味・読み・例文・類語

ご‐りやく【御利益】

〘名〙 (「ご」は接頭語。「利益」は「福利効益」の意)
① 神仏を信ずることによって受ける恵み、幸運、恩恵の意。御利生(ごりしょう)。霊験。
今昔(1120頃か)一六「観音の御利益には此(かか)る希有の事なむ有けるとなむ語り伝へたるとや」
金銭物質がもたらす幸運。物事に精進することによって得られる成功や利益。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)四「金を信心せねば金の御利益(ゴリヤク)はない道理さ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android