田面木村(読み)たものきむら

日本歴史地名大系 「田面木村」の解説

田面木村
たものきむら

[現在地名]八戸市田面木

八戸城下の南西馬淵まべち川右岸の段丘に位置し、中央を東西に三戸さんのへ街道が通る。東は根城ねじよう村、西は八幡やわた村、北は川を隔てて尻内しりうち村に接する。戦国時代は櫛引氏の支配下にあったが、元亀二年(一五七一)の戦いにより根城南部氏領になったとされる(「南部八戸家系」南部家文書)

元和四年(一六一八)知行目録に「百弐拾七石四升 田面木」とあり、藩政当初は盛岡藩に属し、根城南部氏に給されていた。正保四年(一六四七)の南部領内総絵図には田面木村、一六五石余とあり、同年の郷村帳によれば一六五・七八六石のうち九五・四七四石が田であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android