田村備前町(読み)たむらびぜんちよう

日本歴史地名大系 「田村備前町」の解説

田村備前町
たむらびぜんちよう

上京区出水通智恵光院西入

東西に通る出水でみず通を挟む両側町。町の東を智恵光院ちえこういん通、中央を裏門うらもん通、西寄りを浄福寺じようふくじ通が南北に通る。平安京大内裏の「職御曹司」から「嘉陽門」にかけての跡地(「拾芥抄」の宮城指図)

近世聚楽第じゆらくだい遺構では町の北が南西外郭の水堀跡にあたる。当町は明治二年(一八六九)「東備前町」「田村町」「西備前町」の三町を合併して成立した(坊目誌)

寛永一四年(一六三七)洛中絵図には当町から西隣の東神明ひがししんめい町と西神明町を含む地域に「神明丁」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android